「格安SIMはやめとけ」という声を見て、乗り換えに踏み切れない人は多いはずです。この記事では、その言葉の裏にある具体的なデメリットを一つずつ事実ベースで確認し、それぞれの対策を示します。そのうえで、格安SIMが「向いている人・向いていない人」を明確にします。
この記事の結論
- 格安SIMの主なデメリットは①混雑時間帯の速度低下 ②キャリアメールが使えない ③店舗サポートが手薄 ④支払い方法や一部サービスの制限の4つ。
- いずれも事前の準備と事業者選びで大部分は回避できるため、「やめとけ」は多くの場合、準備不足による後悔が語られているだけです。
- 逆に、昼に大容量通信をしない・自分で初期設定ができる人にとっては、デメリットの影響は小さく、メリット(料金の安さ)が大きく上回ります。
デメリット①:混雑時間帯に速度が落ちやすい
事実:大手回線を借りて運営するMVNOでは、平日の昼(12時台)や夕方など、利用が集中する時間帯に通信速度が低下しやすい傾向があります。これは借りている回線の容量に上限があるためで、格安SIM最大の実用的デメリットです。
対策:昼休みに動画視聴や大きなファイルのやり取りをする人は、キャリアのオンライン専用ブランド(ahamo・povo・LINEMOなど)を選べば、大手回線をそのまま使うため速度が安定しやすくなります。「安さ最優先」ならMVNO、「速度の安定も欲しい」ならオンラインブランド、という選び分けが基本です。
デメリット②:キャリアメールが使えなくなる
事実:乗り換えると「@docomo.ne.jp」などのキャリアメールは原則使えなくなります。会員登録などにキャリアメールを使っていると、後で困ることがあります。
対策:各社のメール持ち運びサービス(月額330円程度)で同じアドレスを継続利用できます。ただし、月額を払い続けるより、この機会にGmailなどのフリーメールへ登録先を移すほうが長期的には身軽です。乗り換え前に、重要なサービスの登録メールを見直しておきましょう。
デメリット③:店舗での対面サポートが手薄
事実:格安SIMはオンライン中心のため、大手キャリアのような店舗サポートは期待しにくいです。設定は基本的に自分で行います。
対策:設定に不安がある人は、初期設定サポートやチャット・電話サポートが充実した事業者を選ぶ、または家族に手伝ってもらえる状況で乗り換えると安心です。実際の設定はマニュアルどおりに進めればよく、難易度は年々下がっています。
デメリット④:支払い方法や一部サービスの制限
事実:多くの格安SIMは本人名義のクレジットカードが必要です。また、一部の事業者ではLINEのID検索に必要な年齢確認に非対応だったり、キャリア独自の決済・割引が使えなかったりします。
対策:クレカがない場合は口座振替やデビットカードに対応する事業者を選びます。LINEのID検索を使いたい人は、乗り換え前に今の回線で年齢確認を済ませておけば、乗り換え後も認証が引き継がれます。
結論:格安SIMが「向いている人・向いていない人」
| 向いている人 | 慎重に検討したい人 |
|---|---|
| とにかく月々のスマホ代を下げたい | 平日の昼に動画・大容量通信を多用する |
| 自分で初期設定ができる/家族に頼める | 対面サポートがないと不安が大きい |
| 連絡はLINEやフリーメール中心 | キャリアメールや独自決済を手放せない |
つまり「やめとけ」の多くは、準備不足のまま安さだけで選んで後悔したケースです。自分の使い方に合う事業者を選び、事前準備を整えれば、デメリットの多くは避けられます。
よくある質問(FAQ)
Q. 格安SIMにすると電話がつながりにくくなりますか?
A. 音声通話は大手回線を利用するため、通話自体のつながりやすさは大きく変わりません。混雑時に落ちやすいのは主に「データ通信の速度」です。
Q. LINEはそのまま使えますか?
A. 使えます。トーク・通話は問題ありません。ただし「ID検索」に必要な年齢確認は、乗り換え前に今の回線で済ませておくのが安全です。
Q. 家族割やセット割がなくなると、かえって高くなりませんか?
A. 世帯によってはあり得ます。現在の割引適用後の総額と、乗り換え後の総額を家族単位で比較して判断しましょう。
まとめ
格安SIMのデメリットは、速度・メール・サポート・支払い/一部サービスの4点に整理できます。どれも「事業者選び」と「事前準備」で大部分は解消可能です。自分の使い方に合うかを見極めたら、格安SIMへの乗り換え完全ガイドで具体的な手順を確認し、予約番号なしで乗り換えられるMNPワンストップも活用してください。
主な参照元:各携帯電話会社の公式サイト、総務省のMNP関連情報。仕様・料金は2026年9月時点で確認。
